知る
国や公的機関、専門機関、学術情報などを参考に、できるだけ分かりやすい言葉で情報を整理します。
FOR PEOPLE WHO SUPPORT YOUNG PEOPLE
子どもたちを支えるみなさまへ
子どもたちが、自分のこころとからだについて安心して学び、考え、必要なときに相談できるように。キミのミライ・ラボは、学校・家庭・医療・地域で、子どもたちを支えるみなさまと一緒に活用できる学習サイトを目指しています。
ABOUT THIS PROJECT
健康に関する情報は、インターネットやSNSにも数多くあります。その中で、子ども自身が「どの情報を信じればよいのか」「どこまで自分で判断してよいのか」「困ったときに誰へ相談すればよいのか」と迷うことがあります。
国や公的機関、専門機関、学術情報などを参考に、できるだけ分かりやすい言葉で情報を整理します。
答えを一方的に示すだけではなく、「自分だったらどうするだろう」と立ち止まって考える機会を大切にします。
一人では判断が難しいこともあります。「分からないときは相談してよい」ことを、学習の中で伝えます。
HOW TO USE
サイト全体を順番に学ぶ必要はありません。授業や相談、家庭での会話など、そのとき必要なテーマだけを紹介する使い方を想定しています。
FOR SCHOOL
授業や保健指導、学校保健活動の前後に、子どもたちが自分で考え、振り返るための教材として。
FOR FAMILY
「これを読みなさい」ではなく、「こんなページがあったよ」と親子で会話を始めるきっかけとして。
FOR HEALTHCARE
医療機関、薬局、地域の健康教育やイベントで、説明後に本人が確認できる情報源として。
LEARNING FLOW
授業や講演と組み合わせる場合、学ぶ前・学んでいるとき・学んだ後の3つの場面で活用できます。
身近な問いや場面から、「自分ならどうする?」と考える導入に使います。
必要な情報を確かめたり、考えを話し合ったりする教材として使います。
QRコードなどから自分で読み返し、もっと知りたい内容や相談先を探せます。
SUPPORTERS Q&A
子どもへの答え方に迷いやすいテーマを、考え方・伝え方・指導者向け資料とともに整理します。Digital、スマホ・ゲーム、MAMORU、HPV、こころ、SRHR、部活・スポーツなど、テーマ別に確認できます。
質問だけでなく、関連する公的資料も検索できます。
一律に「使ってよい/使ってはいけない」とするのではなく、まず学校・授業・課題ごとのルールと、課題の目的を確認します。生成AIは考えるヒントや表現の検討などに活用できる一方、AIが生成した答えをそのまま自分の成果物として提出することは、学習の目的に合わない場合があります。
「AIに考えてもらうのではなく、自分で考えるために、使える場面でAIを活用できるといいね。」
まず本人の安全と気持ちを確認し、「なぜ反論しなかったのか」「なぜ抜けなかったのか」と責めないことが重要です。状況に応じて、記録、ブロック・通報、学校内での共有、相談窓口の利用などを検討します。
「一緒になって書かなくていいし、一人で解決しなくてもいい。何が起きたか一緒に整理しよう。」
すでに送っている場合でも責めず、追加送信や相手の要求に従い続けることを止め、安全を優先します。脅迫や性的画像が関係する場合は、本人だけで相手と交渉させず、保護者・学校・警察など適切な相談先につなぎます。
「送ってしまっていても、今から相談して大丈夫。相手の言うことを一人で聞き続けなくていいよ。」
Web閲覧中に表示される「ウイルス感染」などの警告には、電話や支払い、ソフトのインストールを促す偽警告があります。表示された電話番号やボタンをそのまま使わず、まず操作を止めます。
「警告が出た=本当に感染した、とは限らない。押さず、電話せず、まず大人に見せて。」
「怪しいメールを見分ける技術」だけに頼らず、急がせる内容であっても、メール内のリンクから確認せず、いつもの公式アプリや自分で確認した公式サイトから確かめる行動を身につけることを重視します。
「本物か迷ったら、そのメールの中から確認しない。いつもの公式アプリから見てみよう。」
本人を責めたり、相手とのやり取りを本人だけに任せたりしません。身分証や家族情報を送っている、脅されている、犯罪への関与を求められている場合は、安全を優先して警察などの相談につなぎます。
「応募してしまっていても、途中でやめて相談していい。脅されていても一人で従い続けなくていい。」
SMARTPHONE & GAMES
「何時間使ったか」だけでなく、「その子の毎日の生活はどうなっているか」を一緒に見てみる。
スマホやゲームとの付き合い方は、年齢、生活、本人の感じ方によっても違います。一律に禁止することだけを目指すのではなく、本人と一緒に「どうすれば生活しやすいか」を考えます。
「○時間なら安全」と時間だけで判断せず、睡眠、食事、学校生活、運動、人との関わりなどへの影響も一緒に見ます。
一方的に取り上げるだけでなく、何に使っているのか、なぜ長くなっているのかを一緒に確認します。家庭のルールは本人と話し合い、成長や状況に合わせて見直します。
「意志の弱さ」だけで考えません。通知、オンラインでの友人関係、ゲームの区切りのつきにくさ、生活リズム、本人の特性など、使い続けやすくなる背景を一緒に探します。
年齢に応じて安全面を大人が支えながら、本人もルールづくりに参加できる形を目指します。年齢に合ったルールをつくり、自分で守れるよう少しずつ段階を上げる考え方があります。
罰としてではなく、「今どのくらい使っているかを一緒に確認する」「使う時間帯や課金などを調整する」ための道具として利用できます。目的を本人と共有して使います。
その場で言い争いを続けるより、安全を優先します。落ち着いた後に、どこで区切りにくかったのか、どんな知らせ方ならよいかを一緒に考えます。生活への影響が大きい状態が続く場合は、家庭だけで抱えず学校や医療・相談機関へ相談できます。
好きなこと自体を否定する必要はありません。「ゲームをしているか」だけでなく、その結果として睡眠、食事、学校生活、安全、人との関わりがどうなっているかを見ます。
MAMORU
薬物乱用、市販薬、たばこ・飲酒などについて、「怖がらせる」だけではなく、正確な情報と自分を守る選択につながる伝え方を考えます。
法律上の扱いと、健康上の安全性は別の問題です。大麻には脳に作用するTHCが含まれ、若年者への健康影響が特に懸念されています。「認められている地域がある=安全性が確認された」という意味ではありません。
「使える国や地域があることと、安全だと分かったことは同じではないよ。特に若い人への影響は注意して考える必要があるんだ。」
「法律で認められていること」と「健康に害がないこと」は同じだろうか、と分けて考えてみます。
市販薬は、決められた用法・用量で使うことを前提とした医薬品です。大量に服用すると重い中毒を起こすことがあり、「薬局で買える」ことは「大量に使っても安全」という意味ではありません。
「薬は、正しく使うから役に立つものだよ。買える薬でも、量や使い方が変わると体を傷つけることがある。」
医薬品そのものを怖いものとして伝えず、適正使用と乱用を明確に分けて説明します。
叱ることより、安全の確認が先です。何を、どのくらい、いつ服用した可能性があるかを確認し、意識や呼吸などに異常がある、状態が分からないなど緊急性が疑われる場合は、速やかに医療につなげます。
「話してくれて大丈夫。まず体の安全を確認しよう。今は一人で抱えなくていいよ。」
身体的な対応だけで終わらせず、繰り返したくなる背景やつらさがないかを含め、必要な支援につなぐ視点を持ちます。
「1回で必ず依存する」といった過度な断定ではなく、何が含まれているか分からないものや、脳・身体に作用するものには、1回でも予測できない急性の危険があり得ることを伝えます。
「『1回なら必ず大丈夫』とは言えないんだ。分からないものを試して、自分の体で確かめる必要はないよ。」
断る言葉だけでなく、話題を変える、その場を離れる、信頼できる人に連絡するなど複数の選択肢を持たせます。
危険性を正確に伝えることは必要ですが、恐怖だけを強調すると、「自分には関係ない」で終わることがあります。MAMORUでは、危険性とともに、誘われたときの行動、情報の見分け方、相談できることまで扱います。
「怖いものを覚えるだけではなく、自分や大切な人を守るために、どう選ぶかを一緒に考えてみよう。」
若者の薬物使用の実態や依存・支援については、国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部の研究報告・研修資料も確認できます。
打ち明けたことを責めるより、現在の安全と健康状態を確認し、必要な医療・相談支援につなぐことが重要です。使用を隠させたり、一人だけで解決させたりしないようにします。
「話してくれたことが大切だよ。今からどうすれば安全か、一緒に考えよう。」
薬物の問題には、本人や家族が利用できる相談・治療・回復支援があります。
こころ
こころの不調を決めつけるのではなく、変化に気づき、話を聞き、必要なときに相談や支援につなぐための考え方をまとめます。
すぐに理由を決めつけたり、登校する・しないの結論を急いだりせず、まず何がつらいのかを聞きます。学校生活、人間関係、体調、睡眠など、背景は一つとは限りません。
「行きたくないくらいつらいんだね。今いちばん困っていることから、一緒に整理してみようか。」
本人だけで抱えず、家庭・学校・スクールカウンセラーなどと相談しながら、安心して過ごせる方法を考えます。
一つの様子だけで病気と決めつけません。気分だけでなく、睡眠、食欲、体調、学校生活、友人関係、これまで好きだったことへの関心など、いつもとの変化を見ます。
「最近ちょっと疲れているように見えるけど、何か気になっていることはある?」
「大丈夫?」だけでは答えにくいこともあります。観察した具体的な変化を、責めない言葉で伝えます。
セルフケアは、こころが疲れたときに自分でできる方法の一つです。ただし、つらさが強い、生活への影響が続く、本人だけでは対処しにくい場合などは、セルフケアだけで抱え込ませず相談につなぎます。
「自分でできることを試してみるのも一つ。でも、それだけで頑張らなくていいよ。」
体を動かす、気持ちを書く、呼吸を整えるなど、本人が「これならできそう」と思えるものから選びます。
診断名を予想してから相談する必要はありません。こころや体の変化が続く、学校や日常生活に影響している、本人や周囲が対応に迷うときなどは、公的相談窓口や医療機関へ相談できます。
「病気かどうかを自分たちだけで決めなくていいよ。どうしたらいいかを相談するために、専門家に話してみる方法もある。」
本人や周囲の安全が保てない、意識や身体状態に緊急性があるなどの場合は、通常の相談を待たず緊急の支援につなぎます。
その場で無理に話させることが目的ではありません。「話したくなったときに話せる」関係を残しつつ、安全面で心配な変化がないかを見守ります。
「今は話したくなければ大丈夫。話したくなったら、いつでも聞くよ。」
安全に関わる心配がある場合は、本人が話したがらないことだけを理由に大人が何もしないのではなく、必要な支援につなぐ判断も必要です。
子どもの心配が続くと、支える側も疲れます。一人の大人だけで抱えず、家庭・学校・医療・地域の支援者で役割を分けることも大切です。
「支える人も、一人で全部を背負わなくていい。」
厚生労働省の家族・教職員向けサイトでも、子どもを支えるために支援者自身の健康を大切にすることが示されています。
HPV・健康
接種を急がせたり、逆に不安を軽く扱ったりせず、本人と保護者が信頼できる情報を確認しながら考えるためのQ&Aです。
「絶対に安全」と言い切るのではなく、期待される効果と、接種後に起こり得る症状の両方を確認します。厚生労働省では、臨床試験、接種後の副反応疑い報告などを継続して評価しています。
「心配になるのは自然なことだよ。どんな効果があって、どんなことが起こる可能性があるのか、信頼できる資料で一緒に確認してみよう。」
「接種後に起きたこと」と「接種が原因で起きたこと」は同じ意味ではありません。因果関係については、個別の出来事だけで判断せず、公的な安全性評価を確認します。
症状を「気にしすぎ」と決めつけず、まず接種した医療機関やかかりつけ医への相談を案内します。必要に応じて、各都道府県の協力医療機関につながる体制があります。
「気になる症状があるなら、我慢して様子を見るだけにしなくていいよ。まず接種した医療機関などに相談しよう。」
不安や疑問については都道府県の相談窓口もあります。症状が出た場合の診療と、一般的な相談の窓口は役割が異なります。
「どちらが正しいか」をすぐ決めるのではなく、それぞれが何を心配し、何を知りたいのかを分けて聞きます。接種対象者本人にも分かる言葉で、効果・安全性・接種方法などを確認できるようにします。
「今すぐ同じ意見にならなくても大丈夫。何が心配なのか、何が分からないのかを一つずつ確認してみよう。」
厚生労働省には、小学校6年~高校1年相当の本人と保護者を対象にした概要版・詳細版の情報提供資材があります。
HPVワクチンと子宮頸がん検診は、どちらか一方だけで完結するものではありません。ワクチンはHPV感染の予防、検診は子宮頸部の変化を早期に見つけるための役割があります。
「ワクチンと検診は役割が違うんだ。ワクチンを受けていても、対象年齢になったら検診を受けることが大切だよ。」
日本産科婦人科学会も、子宮頸がん予防にはワクチン接種と検診の両方が重要としています。
数字は主に予防対象となるHPV型の数の違いを表します。2026年4月から、日本の定期接種に用いるHPVワクチンは9価ワクチン(シルガード9)となっています。
「数字は、主に予防するHPVの種類の違いだよ。今の定期接種では9価ワクチンが使われているよ。」
接種回数やスケジュールは年齢などで異なるため、実際の接種では自治体や接種医療機関の最新情報を確認します。
2013年6月から積極的な勧奨が一時的に差し控えられました。その後、国内外の安全性・有効性に関する情報などが専門家によって継続して評価され、2021年11月に差し控えを終了することが妥当とされ、2022年4月から個別の勧奨が再開されました。
「いったん勧め方を止めて、その間にも安全性や効果の情報を調べ続けたんだ。その評価をもとに、今はまた接種の案内が行われているよ。」
経緯を「昔は危険だった/今は安全になった」と単純化せず、当時の対応とその後の評価を分けて説明します。
SRHR
性についての質問を「答えにくい話」として閉じず、自分と相手のからだ・気持ち・権利を大切にするための対話につなげます。
その場ですべてに答えられなくても構いません。質問したことを否定したり、からかったりせず、「分からないから一緒に確認する」という対応もできます。
「大事な質問だね。今すぐうまく説明できないところは、信頼できる情報を一緒に確認してみよう。」
性の話題を「聞いてはいけないこと」にしないことで、困ったときに相談できる関係を残します。
交際していることや、以前同意したことだけで、今回の性的な行為への同意があることにはなりません。相手の同意のない性的な行為は性暴力です。
「付き合っていても、自分のからだのことは自分で決めていい。相手も同じだよ。嫌なことに応じる必要はないよ。」
「何も言わなかった」「断れなかった」ことを、同意があったことと同じにしないことも確認します。
本人を責めず、安全を確認し、必要な支援につなぐことを優先します。「なぜ逃げなかったの?」「なぜ断らなかったの?」など、本人の対応を責める聞き方は避けます。
「話してくれてありがとう。あなたが悪いわけではないよ。今、安全に過ごせるように一緒に考えよう。」
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターなど、医療・心理・法律等の支援につながる相談先があります。
感染しているかどうかを見た目や症状だけで決めつけず、必要に応じて検査・医療相談につなげます。性感染症には症状が目立たない場合もあります。
「心配なら、責められることではないよ。検査や相談で確認する方法がある。」
厚生労働省の検査・相談マップでは、全国の保健所・自治体等の性感染症検査・相談施設を探せます。
「ネットは全部間違い」と否定するのではなく、誰が発信しているか、根拠が示されているか、商品やサービスの販売が目的ではないかなどを一緒に確認します。
「ネットにも役立つ情報はあるよ。でも、からだや健康のことは、誰が出している情報かも一緒に確認しよう。」
分からない内容は推測で答えず、公的機関や専門学会などの情報を確認します。
性に関する学びは、性的な行為だけを教えることではありません。自分と相手のからだを大切にすること、距離感、同意、困ったときの相談など、発達段階に応じて扱える内容があります。
「何を教えるか」だけでなく、「今の年齢で、自分と相手を守るために何を知っておくとよいか」で考えてみる。
文部科学省・内閣府の「生命(いのち)の安全教育」には、小学校から高校まで発達段階別の教材と指導の手引きがあります。
CLUB ACTIVITIES & SPORTS
成長期の選手を支える教職員・保護者・指導者向けに、女性アスリートの健康、熱中症、栄養、けが、薬・サプリメント、指導や人間関係について整理します。
それまで規則的だった月経が3か月以上止まっている場合、練習で消費する量に対して食事から得るエネルギーが不足している可能性があります。月経がないことを「競技を頑張っている証拠」とせず、婦人科やスポーツに詳しい医療機関への相談を勧めます。
「月経が止まるのは、体からの大切なサインのことがあるよ。責めるためではなく、健康を守るために専門家へ相談してみよう。」
全員の前で尋ねたり、詳しい説明を求めたりせず、本人が話せる場所と相手を選べるようにします。練習への影響と必要な配慮を確認し、症状が強い場合は保護者、養護教諭、医療機関などにつなぎます。
「話せる範囲で大丈夫。今日の練習で困ることや、調整してほしいことがあれば教えてね。」
疲労骨折が続くときは、練習量やフォームだけでなく、エネルギー不足、月経の変化、骨の健康なども関係することがあります。指導者だけで原因を決めず、医師や管理栄養士などを含めて確認します。
「けがを繰り返さないために、練習だけでなく食事や体の変化も専門家と一緒に確認しよう。」
気温だけで判断せず、暑さ指数(WBGT)、運動の強度、服装や防具、暑さへの慣れ、本人の体調を合わせて判断します。危険な環境では、時間変更、内容の軽減、中止を含めて安全を優先します。
「暑さに耐えることが練習ではないよ。今日は環境に合わせて内容を変えよう。」
一人にせず、涼しい場所へ移して衣服を緩め、体を冷やしながら状態を観察します。意識がおかしい、自力で水分を取れない、反応が悪い、処置をしても改善しない場合は、ためらわず119番へ連絡します。
「一人で我慢しなくていい。ここで一緒に休んで、体を冷やしながら状態を確認しよう。」
運動中の水分・塩分補給に用いる飲料と、脱水時の水分・電解質補給を目的とする経口補水液は、同じものではありません。経口補水液を日常の飲み物として一律に勧めず、体調や状況に応じて選びます。
「名前が似ていても役割が違うよ。普段の補給と、体調を崩したときの補給を分けて考えよう。」
体重だけで判断せず、疲れが取れない、集中しにくい、けがや体調不良が続く、月経が乱れる、競技力が落ちるなどの変化も見ます。本人を責めたり食事を監視したりせず、必要に応じて医師や管理栄養士へつなぎます。
「食べた量を責めたいのではなく、練習に必要なエネルギーが足りているか一緒に確認したいんだ。」
プロテインは、たんぱく質を補う食品の一つです。飲むだけで筋肉がつくものではなく、食事、練習、休養を含めた全体で考えます。成長期では、まず普段の食事と生活を確認します。
「プロテインだけで体がつくられるわけではないよ。食事と練習、休養の組み合わせから考えよう。」
疲れやすさなどだけで貧血と決めつけず、医療機関で原因を確認することが大切です。鉄は不足していても取り過ぎても問題になるため、指導者の判断でサプリメントを一律に勧めません。
「原因を確かめずにサプリを始めるより、まず検査を受けて必要な対応を相談しよう。」
本人が大丈夫と言っていても、頭痛、吐き気、ふらつき、記憶や反応の変化などが後から現れることがあります。その日の競技復帰を急がず、活動を止めて状態を確認し、必要に応じて医療機関へつなぎます。
「今は平気に感じても、あとから症状が出ることがある。今日は戻らず、安全を確認しよう。」
痛みが弱くなっても、けがが治ったとは限りません。痛み止めで症状を隠して競技を続けると悪化する可能性があります。出場の可否を本人や指導者だけで決めず、医療職の評価を受けます。
「痛みを感じにくくすることと、けがが治ることは別だよ。出場より先に状態を確認しよう。」
反応と普段どおりの呼吸を確認し、判断に迷う場合も周囲へ119番通報とAEDの手配を依頼します。呼吸がない、または正常か分からない場合は胸骨圧迫を始め、AEDが届き次第、音声案内に従います。
AEDの場所、救急車の誘導役、保護者への連絡方法を、事故が起きる前にチームで確認しておく。
市販薬や処方薬にも、競技会時などに禁止される成分が含まれることがあります。「病院の薬」「薬局で買える薬」だけでは判断せず、使用前に最新情報をスポーツファーマシストなどへ確認します。
「治療は我慢しなくていいよ。使える薬を選ぶために、飲む前に専門家へ確認しよう。」
サプリメントなどの食品では、表示だけから禁止物質が含まれていないと保証することはできません。広告や「アスリート向け」という表示だけで安全と判断せず、本当に必要かも含めて検討します。
「表示だけでは中身を完全に確認できないことがあるよ。使う前に、必要性とリスクを専門家と確かめよう。」
治療を自己判断で中断せず、競技名、大会日、薬の名称を伝えて、医師、薬剤師、スポーツファーマシスト、競技団体などへ早めに確認します。競技レベルや薬によっては、治療使用特例(TUE)の確認が必要です。
「薬をやめるのではなく、治療と競技を両立できる方法を早めに確認しよう。」
やる気だけで決めつけず、疲労、痛み、睡眠不足、学校生活、人間関係、競技への不安などを確認します。成長期には適切な休養が必要であり、休むことを罰や評価の低下と結び付けない運営が大切です。
「休みたいと思った理由を、話せる範囲で聞かせて。安全に続ける方法を一緒に考えよう。」
安全を確保するため瞬時に大きな声で知らせる場面と、人格を傷つける暴言や威圧は区別します。成績向上を理由にしても、暴力、暴言、ハラスメントは正当化されません。
その言葉は、選手が次にどう行動すればよいかを理解できる内容になっているか。
本人を責めず、話してくれたことを受け止めます。今も接触や脅しが続いていないかを確認し、本人だけで相手と話し合わせません。学校の相談体制や競技団体、内容に応じた専門窓口につなぎます。
「話してくれてありがとう。あなたのせいではないよ。これ以上困ることが起きないように、一緒に安全な相談先を考えよう。」
WHEN A CHILD TALKS TO YOU
すぐに結論を出そうとせず、何があったのか、本人がどう感じているのかを確認します。
「なぜしたの?」と追及するより、話してくれたことを受け止め、今からできることを一緒に考えます。
今すぐ危険がないか、脅されていないか、体調に問題がないかなどを確認します。
必要に応じて、家庭・学校・医療・相談機関など、適切な支援につなぎます。
RESOURCE LIBRARY
公的・専門資料をテーマ別に整理しています。左のメニューで切り替えるか、上の検索欄から資料名・発行元・キーワードで探せます。
DIGITAL GUIDE
資料をすべて並べるのではなく、まず役立つ入口を目的別に選びました。詳しく探したい場合は、最後の「関係省庁の資料一覧」を利用できます。
家庭で安全な使い方を話し合うときの入口です。
安全な利用、端末設定、家庭でのルール、困ったときの相談先をまとめた資料です。
普及啓発リーフレット集を見る ↗安心・安全にインターネットを使うための基本を、利用者と保護者の双方から確認できます。
利用ガイドを見る ↗禁止だけで終わらせず、家庭で考え、話し合いながら使い方を整えるための資料です。
家庭向け資料を見る ↗必要な場面に合わせて選べる資料です。
SNS、課金、個人情報など、実際に起こり得る場面から予防と対応を考えられます。
トラブル事例集を見る ↗情報をすぐに信じたり広めたりせず、発信元や根拠を確かめるための教材です。
ニセ・誤情報の教材を見る ↗SNS等を通じた性被害を防ぐための資料と、困ったときの対応を確認できます。
性被害防止資料を見る ↗SNSの募集を入口に犯罪へ巻き込まれる危険と、相談につなぐための啓発資料です。
啓発資料を見る ↗NoHeartNoSNS、人権侵害、情報モラル、オンラインカジノなど、より詳しいテーマは関係省庁の一覧から探せます。
こども家庭庁|関係省庁の資料一覧を見る ↗Digital
学校教育で生成AIを扱う際の基本的な考え方。
資料を見る ↗情報モラル教育の指導事例や授業づくり。
資料を見る ↗偽警告、フィッシング、パスワード等の確認資料。
資料を見る ↗ゲームに関する問題について、本人や家族から相談を受ける際の流れ、家族への対応、医療・相談機関へのつなぎ方を確認できます。
マニュアルを見る ↗MAMORU
HPV・健康
こころ
SRHR
LD・学習支援
読む、書く、計算するなど、特定の学習に困難がある子どもの理解と支援に役立つ資料です。本人がどの場面で困っているかを確かめながら、その子に合った教材や学び方を考えるために活用してください。
紙の教科書を読むことが難しい児童生徒が利用できる音声教材と、提供申請について確認できます。
音声教材を見る ↗LDの基本的な考え方と、読む、書く、計算するなどに現れる困難を確認できます。
基礎知識を見る ↗本人や家族、教育・医療・福祉などの支援者に向けた公的情報をまとめたポータルサイトです。
総合情報を見る ↗音読、読解、作文、計算、文章題など、実際の困りごとから支援方法を探せます。
指導・支援方法を見る ↗教材の見せ方、読み上げ、ICTの利用、回答方法の変更など、具体的な配慮例を確認できます。
合理的配慮を見る ↗通常の学級で使えるICT支援や、読み書きの困難に応じた教材の工夫を紹介しています。
ハンドブックを見る ↗合理的配慮の実践事例を、障害種、学年、在籍状況、キーワードから検索できます。
インクルDBで事例を探す ↗学校保健全般
子ども・若者が自分で読むことを想定した資料。「もっと知りたい」で優先して紹介します。
一般市民向けの資料。難易度とQ&Aとの内容一致を確認したうえで、子どもたちにも紹介できます。
ガイドライン、指導事例、専門資料など。子どもたち向けQ&Aの根拠や、このSupportersページで活用します。
EVIDENCE LIBRARY
学習コンテンツの背景となるガイドライン、公的資料、学術情報を、対象・発行年・確認日とともに整理しています。Q&AはこのSupportersページで確認できるため、ここではエビデンス記事と原資料に絞って掲載します。
エビデンスライブラリーを見る →OUR POLICY
健康教育では、正確さと同時に、子どもが「自分を大切にするための情報」として受け取れることを重視しています。
必要なリスクは伝えながらも、恐怖だけで終わらせず、「どうすれば自分を守れるか」まで一緒に伝えます。
「ダメ」と伝えるだけではなく、なぜ注意が必要なのか、どんな場面で困るのか、どう行動できるのかを考えられる構成を目指します。
国・自治体・公的機関・専門機関の資料や学術論文などを参考にし、情報が変わる可能性のある内容は必要に応じて見直します。
健康に関する問題には、自分だけでは判断が難しいものがあります。「分からないときは相談してよい」という選択肢も伝えます。
学校、保健室、薬局、地域イベントなどで使えるQRコード、紹介チラシ、授業用資料に加え、指導者向けQ&Aや公的資料を順次まとめていきます。
表紙を見ながら分野別に探せる資料ギャラリーを用意しました。資料ごとにPowerPoint版とPDF版を選んでダウンロードできます。
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