1. HPVと関係する病気
HPVは男女ともに感染する可能性がある一般的なウイルスです。多くは自然に排除されますが、一部で感染が長く続くと、子宮頸がんのほか、肛門がん、陰茎がん、中咽頭がん、尖圭コンジローマなどに関係することがあります。

知らないことを、すぐに決めなくて大丈夫。まずはHPVとHPVワクチンについて知るところから始めましょう。
この親子と一緒に学びましょう。
知らないことを、すぐ決めつけない。
まず親子で一緒に知るところから始めます。


感染しても、多くは免疫の力で自然に排除されます。感染したこと自体で、誰かを責めるものではありません。
HPVは、特別な人だけが感染する?
HPVは、男女を問わず感染する可能性があります。
性的な接触のある人の多くが、生涯のどこかで感染するとされています。
*厚生労働省は、海外では性行為の経験がある女性の50〜80%が、生涯に一度はHPVへ感染すると報告されていると説明しています。
身近だから、誰かを責めるものではありません。
HPVは、主に性的な接触に伴う皮膚や粘膜の接触によって感染する、身近なウイルスです。感染しても、多くは自然に排除されます。一部では感染が長く続くことがあります。


握手や食事、お風呂、くしゃみなど、通常の日常生活で感染するウイルスではありません。恥ずかしい話ではなく、からだを守るための健康の話です。
親子で相談しながら分けてみましょう。
多くの感染は自然に排除されます。一部では感染が長く続き、細胞が少しずつ変化して、子宮頸がんにつながることがあります。
「感染=がん」ではありません。多くの感染と、一部で起こる変化を分けて見てみましょう。
免疫の働きによって、ウイルスが自然に体からいなくなります。
持続感染した一部で、時間をかけて細胞が変化することがあります。
1クラス約35人の女子クラスを、2クラス並べて考えてみます。
2クラス、合計約70人を表すピクトグラムです。
生涯のうちに子宮頸がんになる人は、1万人あたり約130人です。
厚生労働省が、1クラス約35人の女子クラスとして換算した表現です。図は「2クラスに1人くらい」を分かりやすく示したものです。子宮頸がんは、若い世代の将来にも関係する病気です。
出典:厚生労働省「HPVワクチンについて知ってください」(2026年2月改訂版)
厚生労働省の情報提供資材を見る ↗
子宮頸がんには、原因となる感染を防ぐ方法と、変化を早く見つける方法があります。
子宮頸がんの原因となるHPVへの感染を予防します。
細胞の変化を早く見つけるために、定期的に受けることが大切です。
ワクチンだけですべてを防げるわけではありません。
ワクチンと検診には、それぞれ異なる役割があります。
しくみを、3つの流れで見てみましょう。

接種した場所の痛みや腫れ、頭痛、発熱などが起こることがあります。まれに重い症状も報告されています。気になる症状は我慢せず医療機関へ相談してください。
接種は強制ではありません。効果とリスクの両方を知り、ご本人と一緒に考えることが大切です。

親子で思ったことを声に出して話してみましょう。その場で結論を出さなくても大丈夫です。
わからないことは相談しましょう。
まずは、お互いの考えを聞いてみましょう。
わからないことや心配なことは、かかりつけ医や接種した医療機関に相談できます。
また、自治体や国の相談窓口でも、予防接種に関する相談を受け付けています。

今日すぐに結論を出す必要はありません。分からないことは相談し、必要ならまた親子で話しましょう。

この画像は接種の証明ではなく、親子で学んだことを記念する修了証です。
HPVワクチンの効果、限界、接種方法、接種後の症状、相談先を詳しく確認できます。本編の進捗には含まれません。

HPVについての疑問を、60秒以内のQ&A動画で確認できます。動画は別ページで、タイトルやキーワードから探せます。
HPVやHPVワクチンについて、気になることを匿名で送れます。
HPVは男女ともに感染する可能性がある一般的なウイルスです。多くは自然に排除されますが、一部で感染が長く続くと、子宮頸がんのほか、肛門がん、陰茎がん、中咽頭がん、尖圭コンジローマなどに関係することがあります。
9価HPVワクチンは、子宮頸がんの原因の80~90%を占める7種類のHPV感染を予防します。ただし、すべての高リスク型を防ぐものではなく、すでに感染したHPVを排除・治療するものでもありません。
ワクチンを接種していても、20歳になったら定期的な子宮頸がん検診を受けることが大切です。
日本の定期接種は小学校6年~高校1年相当の女子が対象です。2026年4月から公費の定期接種は9価ワクチンです。
接種場所や費用、実施方法は自治体へご確認ください。
9価ワクチンでは、接種部位の痛みが50%以上、腫れ・赤み・頭痛などが10~50%未満とされています。発熱、疲労、めまい、吐き気などが起こることもあります。注射への緊張や痛みをきっかけに失神することがあるため、接種後は座って様子を見ます。接種後に気分が悪くなったり、めまいを感じたりしたら、無理に立ち上がらず、すぐに医療スタッフへ伝えてください。
まれに重い症状も報告されています。気になる症状や体調変化があれば、我慢せず接種した医療機関などへ相談してください。
ワクチンの開発時には国内外の臨床試験が審査され、接種開始後も副反応が疑われる事例が収集されています。報告は因果関係を問わず集められ、専門家による分析・評価が継続されています。
「絶対に安全」と断定するのではなく、期待される効果と起こりうる症状の両方を知って判断することが大切です。
定期接種による健康被害が接種によるものと厚生労働大臣に認定された場合、予防接種健康被害救済制度による給付があります。申請は接種時に住民票があった市町村へ相談します。
まず、接種した医療機関やかかりつけ医へ相談できます。必要に応じて、各都道府県で選定されているHPVワクチン接種後の症状に対応する協力医療機関につながる仕組みがあります。協力医療機関の受診については、接種した医師またはかかりつけ医へ相談してください。
接種は強制ではありません。本人と保護者が効果とリスクを理解したうえで決めます。
HPVワクチンが将来の妊娠に影響するという科学的根拠は確認されていません。個別の不安は医療機関へご相談ください。
男の子もHPVに感染します。男性への接種については、使用するワクチン、費用、自治体の助成制度などを医療機関や自治体へご確認ください。
必要です。ワクチンですべての高リスク型を防げるわけではありません。
厚生労働省「HPVワクチンに関するQ&A」↗
厚生労働省「HPVワクチンに関する情報提供資材」↗
国立がん研究センター「子宮頸がん」↗
厚生労働省「予防接種健康被害救済制度」↗
情報確認:2026年7月29日