どの項目について書かれているかを見る
学校健診の
結果をもらったら
「病院に行った方がいい?」「この記号は何?」。結果をもらったあと、次にどうしたらよいかを一緒に確認します。
学校健診は「合格・不合格」を決めるものではありません。気になる変化を見つけ、必要なら詳しい確認や相談につなげる機会です。
結果に書かれていたのは?
気になるところから選んでください。学校や地域によって、お知らせの書き方が違うことがあります。
「受診してください」と書いてあったら
全国で通知の様式や運用が同じとは限りません。まず学校から受け取った案内を基準にしてください。
一人で決めなくて大丈夫
かかりつけ医がいれば、まず相談
学校のお知らせなどを持参
学校への提出等が必要か確認
結果ごとに順番に見てみよう
各項目について「何を調べるか」「結果をどう見るか」「次にどうするか」「どこに相談するか」の順に確認できます。
視力・目
「見えているつもり」と学校の視力検査の結果が同じとは限りません。
A〜Dは病名ではなく、学校で測った視力のおおよその範囲です。
何を調べている?
左右それぞれの見え方を調べます。詳しく確認した方がよい可能性に気づくための検査で、近視などの原因を診断するものではありません。
結果をどう見る?
A・B・C・Dは、学校で測った見え方のおおよその範囲です。病名や成績ではありません。片目だけの結果や、眼鏡を使っている人の結果も確認します。
次にどうする?
受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。眼鏡やコンタクトレンズを使っている場合も、自己判断で度数や使い方を変える必要はありません。
どこに相談する?
かかりつけの眼科があれば、まず結果用紙を見せて相談できます。ない場合は眼科へ相談します。受診先が分からないときは、保護者や養護教諭と一緒に確認できます。
耳・鼻・のど
耳鼻咽喉科の健診は、耳だけを見るものではありません。
💬 コミュニケーション
日ごろの様子もふまえて、耳鼻咽喉科領域における心身の発達も確認します。
何を調べている?
聞こえ、耳・鼻・のどの状態を確認します。日ごろの様子もふまえ、声やことばなど、学習やコミュニケーションに関わる点も見ます。
結果をどう見る?
聴力のチェック、耳垢、鼻中隔わん曲症、扁桃肥大などが書かれる場合があります。書かれた言葉だけで病気や程度が決まるわけではありません。
次にどうする?
受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。普通に聞こえる場合や片耳だけの指摘でも、案内に沿って確認します。
どこに相談する?
かかりつけの耳鼻咽喉科があれば、まず結果用紙を見せて相談できます。ない場合は耳鼻咽喉科へ。受診先が分からないときは養護教諭にも確認できます。
歯・口
学校の歯科健診では、むし歯だけを調べているわけではありません。
記号や数字は「成績」ではありません。
何を調べている?
むし歯だけでなく、歯ぐき、歯並び・かみ合わせ、顎や口の中の状態などを確認します。
結果をどう見る?
Cは歯科医療機関で詳しく確認する歯、COは要観察歯、GOは歯ぐきを観察していく判定です。記号や数字は成績ではありません。
次にどうする?
歯科受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。COやGOはCと同じ意味ではなく、学校からの案内や口の状態によって対応が異なります。
どこに相談する?
かかりつけ歯科医がいれば、まず結果用紙を見せて相談できます。いない場合は歯科医療機関へ。受診が必要か迷うときは、学校歯科医や養護教諭にも確認できます。
心臓・心電図
「要検査」と書かれていても、それだけで心臓病が決まったという意味ではありません。
要検査 = 心臓病が決まった、ではありません。
何を調べている?
問診や診察、心電図などから、心臓の働きやリズムについて詳しく確認した方がよい点がないかを調べます。
結果をどう見る?
「要検査」「二次検診」などは、さらに詳しい確認が必要という案内です。その時点で心臓病が決まったという意味ではありません。
次にどうする?
学校が案内する二次検診や受診方法を確認しましょう。部活や体育について指示がある場合は、自己判断せず、その指示を優先します。
どこに相談する?
心臓のことで通院している場合は、まず主治医に結果用紙を見せて相談できます。それ以外は学校が案内する二次検診・医療機関を確認し、分からなければ養護教諭に相談しましょう。
尿検査
「+」がついても、その結果だけで病気が決まったわけではありません。
「+」だけで病名が決まるわけではありません。
何を調べている?
尿に蛋白、血液、糖などが出ていないかを調べます。自分では気づきにくい腎臓などの体の変化を、詳しい確認につなげる検査です。
結果をどう見る?
尿蛋白、潜血、尿糖などに「+」がつくことがあります。「+」だけで原因や病名が決まるわけではありません。
次にどうする?
再検査の方法や提出日、受診の案内を確認しましょう。月経中や運動後など、採尿時に気になったことがあれば学校へ伝えます。
どこに相談する?
腎臓などで通院中なら、まず主治医に相談できます。かかりつけ医がいる場合も結果用紙を見せられます。学校指定の再検査がある場合は、その案内を優先し、分からなければ養護教諭に確認しましょう。
背骨・手足・運動器
運動器の健診では、背骨だけでなく手足の状態や動きも確認します。
「側弯の疑い」=「側弯症と診断された」ではありません。
何を調べている?
背骨や手足の形、肩の高さ、関節の動き、動かしにくさなどを確認します。痛みがなくても、詳しく確認した方がよい変化に気づくことがあります。
結果をどう見る?
「側弯の疑い」「肩の高さの左右差」などは、詳しい診察につなげるための所見です。それだけで側弯症などの診断が決まったわけではありません。
次にどうする?
受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。部活や体育をどうするかは状態によって異なるため、学校や医療機関の指示を確認します。
どこに相談する?
整形外科などへ通院中なら、まず主治医に結果用紙を見せて相談できます。かかりつけ医がいる場合も最初の相談先にできます。専門の受診先が分からないときは養護教諭にも確認できます。
身長・体重・成長
身長や体重は、その日の数字だけで「良い・悪い」を決めるものではありません。
だけで判断
経過を見る
友達との比較ではなく、自分自身の成長の経過を見ることが大切です。
何を調べている?
身長と体重の一回の数字だけでなく、これまでどのように成長してきたかを確認します。成長曲線は、その変化を見る手がかりです。
結果をどう見る?
平均より高い・低い、重い・軽いだけで「良い・悪い」を決めません。自分自身のこれまでの経過や、急な変化がないかを見ます。
次にどうする?
相談や受診のお知らせがあれば、結果用紙と過去の身長・体重の記録を用意しましょう。自己判断で食事を減らしたり、無理に体重を増減させたりする必要はありません。
どこに相談する?
かかりつけ医がいれば、まず成長の記録を見せて相談できます。いない場合は小児科などが相談先になります。受診先が分からないときは、保護者や養護教諭と一緒に確認しましょう。
こんなとき、どうする?
「要受診」=病気なの?
病気が確定したという意味ではありません。学校健診は、詳しい確認が必要な可能性がある人を見つけ、必要な受診などにつなげる役割があります。
症状がないけど、確認した方がいい?
自覚症状がなくても、詳しい確認を勧められることがあります。学校からのお知らせに書かれた案内を確認してください。
病院では「異常なし」だった。学校健診が間違っていた?
必ずしもそうではありません。学校健診で詳しい確認を勧められ、その後の診察で問題がないと分かることもあります。
もう病院に通っている
学校からのお知らせを家の人や主治医と確認してください。学校への連絡や提出が必要かは、学校の案内を確認しましょう。
何科に行けばいいか分からない
まず学校のお知らせを確認してください。分からない場合は、養護教諭など学校の先生に聞いて大丈夫です。
結果の紙をなくした
学校に相談してください。なくしたことを理由に、そのままにしなくて大丈夫です。
さらに調べる
制度や判定の詳細は、公的機関・専門学会の情報を確認できます。
学校健診の結果を見る前に
学校健診は、病気を診断するためだけのものではありません
健康上の問題や、もう少し詳しく確認した方がよい可能性に気づき、必要な検査や受診につなげる役割があります。
「要受診・要検査」=病気が確定した、ではありません。
ただし、「症状がない」「健診で異常なし」=何があっても大丈夫、でもありません。
学校から案内をもらったときや、気になる症状があるときは、その結果だけで自己判断せず確認しましょう。
健診のあとは、どうしたらいい?
まずは結果を確認して、学校からお知らせがあれば内容を見てみよう。
結果の紙に書いてある言葉から探す
最初は「学校健診について」のQ&Aを表示しています。検査別の質問も見るときは「全部を表示」を選ぶか、結果の紙に書いてある言葉を検索してください。