学校健診
SCHOOL HEALTH CHECKUP

学校健診の
結果をもらったら

「病院に行った方がいい?」「この記号は何?」。結果をもらったあと、次にどうしたらよいかを一緒に確認します。

学校健診は「合格・不合格」を決めるものではありません。気になる変化を見つけ、必要なら詳しい確認や相談につなげる機会です。

WHAT NEXT?

「受診してください」と書いてあったら

全国で通知の様式や運用が同じとは限りません。まず学校から受け取った案内を基準にしてください。

01お知らせを確認

どの項目について書かれているかを見る

02家の人などに見せる

一人で決めなくて大丈夫

03相談先を確認

かかりつけ医がいれば、まず相談

04用紙を持って受診

学校のお知らせなどを持参

05その後を確認

学校への提出等が必要か確認

RESULT GUIDE

結果ごとに順番に見てみよう

各項目について「何を調べるか」「結果をどう見るか」「次にどうするか」「どこに相談するか」の順に確認できます。

👀

視力・目

「見えているつもり」と学校の視力検査の結果が同じとは限りません。

見え方のABCD
A1.0以上教室の後ろからでも見やすい目安
B0.7〜0.9見えにくさがないか確認したい
C0.3〜0.6後ろでは見えにくいことがある
D0.2以下前でも見えにくいことがある

A〜Dは病名ではなく、学校で測った視力のおおよその範囲です。

何を調べている?

左右それぞれの見え方を調べます。詳しく確認した方がよい可能性に気づくための検査で、近視などの原因を診断するものではありません。

結果をどう見る?

A・B・C・Dは、学校で測った見え方のおおよその範囲です。病名や成績ではありません。片目だけの結果や、眼鏡を使っている人の結果も確認します。

次にどうする?

受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。眼鏡やコンタクトレンズを使っている場合も、自己判断で度数や使い方を変える必要はありません。

どこに相談する?

かかりつけの眼科があれば、まず結果用紙を見せて相談できます。ない場合は眼科へ相談します。受診先が分からないときは、保護者や養護教諭と一緒に確認できます。

👂

耳・鼻・のど

耳鼻咽喉科の健診は、耳だけを見るものではありません。

耳だけを見る健診ではありません
👂聞こえ👃🗣️のど・声・ことば📚 学習
💬 コミュニケーション

日ごろの様子もふまえて、耳鼻咽喉科領域における心身の発達も確認します。

何を調べている?

聞こえ、耳・鼻・のどの状態を確認します。日ごろの様子もふまえ、声やことばなど、学習やコミュニケーションに関わる点も見ます。

結果をどう見る?

聴力のチェック、耳垢、鼻中隔わん曲症、扁桃肥大などが書かれる場合があります。書かれた言葉だけで病気や程度が決まるわけではありません。

次にどうする?

受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。普通に聞こえる場合や片耳だけの指摘でも、案内に沿って確認します。

どこに相談する?

かかりつけの耳鼻咽喉科があれば、まず結果用紙を見せて相談できます。ない場合は耳鼻咽喉科へ。受診先が分からないときは養護教諭にも確認できます。

🦷

歯・口

学校の歯科健診では、むし歯だけを調べているわけではありません。

結果の記号を読んでみよう
C詳しい確認・治療へ
CO要観察歯
GO歯ぐきを観察
歯列・咬合歯並び・かみ合わせ

記号や数字は「成績」ではありません。

何を調べている?

むし歯だけでなく、歯ぐき、歯並び・かみ合わせ、顎や口の中の状態などを確認します。

結果をどう見る?

Cは歯科医療機関で詳しく確認する歯、COは要観察歯、GOは歯ぐきを観察していく判定です。記号や数字は成績ではありません。

次にどうする?

歯科受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。COやGOはCと同じ意味ではなく、学校からの案内や口の状態によって対応が異なります。

どこに相談する?

かかりつけ歯科医がいれば、まず結果用紙を見せて相談できます。いない場合は歯科医療機関へ。受診が必要か迷うときは、学校歯科医や養護教諭にも確認できます。

❤️

心臓・心電図

「要検査」と書かれていても、それだけで心臓病が決まったという意味ではありません。

心臓検診の流れ
学校心臓検診気になる点二次検診必要なら詳しい検査

要検査 = 心臓病が決まった、ではありません。

何を調べている?

問診や診察、心電図などから、心臓の働きやリズムについて詳しく確認した方がよい点がないかを調べます。

結果をどう見る?

「要検査」「二次検診」などは、さらに詳しい確認が必要という案内です。その時点で心臓病が決まったという意味ではありません。

次にどうする?

学校が案内する二次検診や受診方法を確認しましょう。部活や体育について指示がある場合は、自己判断せず、その指示を優先します。

どこに相談する?

心臓のことで通院している場合は、まず主治医に結果用紙を見せて相談できます。それ以外は学校が案内する二次検診・医療機関を確認し、分からなければ養護教諭に相談しましょう。

🧪

尿検査

「+」がついても、その結果だけで病気が決まったわけではありません。

尿検査では何を見る?
🧪蛋白潜血
+がつくもう一度確認必要なら受診

「+」だけで病名が決まるわけではありません。

何を調べている?

尿に蛋白、血液、糖などが出ていないかを調べます。自分では気づきにくい腎臓などの体の変化を、詳しい確認につなげる検査です。

結果をどう見る?

尿蛋白、潜血、尿糖などに「+」がつくことがあります。「+」だけで原因や病名が決まるわけではありません。

次にどうする?

再検査の方法や提出日、受診の案内を確認しましょう。月経中や運動後など、採尿時に気になったことがあれば学校へ伝えます。

どこに相談する?

腎臓などで通院中なら、まず主治医に相談できます。かかりつけ医がいる場合も結果用紙を見せられます。学校指定の再検査がある場合は、その案内を優先し、分からなければ養護教諭に確認しましょう。

🦴

背骨・手足・運動器

運動器の健診では、背骨だけでなく手足の状態や動きも確認します。

背骨だけではなく、動きも確認
🧍背骨
↔️肩の高さ
🦵手足
🤸動かしやすさ

「側弯の疑い」=「側弯症と診断された」ではありません。

何を調べている?

背骨や手足の形、肩の高さ、関節の動き、動かしにくさなどを確認します。痛みがなくても、詳しく確認した方がよい変化に気づくことがあります。

結果をどう見る?

「側弯の疑い」「肩の高さの左右差」などは、詳しい診察につなげるための所見です。それだけで側弯症などの診断が決まったわけではありません。

次にどうする?

受診のお知らせがあれば、結果用紙を持って相談しましょう。部活や体育をどうするかは状態によって異なるため、学校や医療機関の指示を確認します。

どこに相談する?

整形外科などへ通院中なら、まず主治医に結果用紙を見せて相談できます。かかりつけ医がいる場合も最初の相談先にできます。専門の受診先が分からないときは養護教諭にも確認できます。

📏

身長・体重・成長

身長や体重は、その日の数字だけで「良い・悪い」を決めるものではありません。

成長は「1回の数字」より「これまでの流れ」
×今日の身長・体重
だけで判断
● ・ ・ ● ・ ・ ● ↗これまでの成長の
経過を見る

友達との比較ではなく、自分自身の成長の経過を見ることが大切です。

何を調べている?

身長と体重の一回の数字だけでなく、これまでどのように成長してきたかを確認します。成長曲線は、その変化を見る手がかりです。

結果をどう見る?

平均より高い・低い、重い・軽いだけで「良い・悪い」を決めません。自分自身のこれまでの経過や、急な変化がないかを見ます。

次にどうする?

相談や受診のお知らせがあれば、結果用紙と過去の身長・体重の記録を用意しましょう。自己判断で食事を減らしたり、無理に体重を増減させたりする必要はありません。

どこに相談する?

かかりつけ医がいれば、まず成長の記録を見せて相談できます。いない場合は小児科などが相談先になります。受診先が分からないときは、保護者や養護教諭と一緒に確認しましょう。

QUICK HELP

こんなとき、どうする?

「要受診」=病気なの?

病気が確定したという意味ではありません。学校健診は、詳しい確認が必要な可能性がある人を見つけ、必要な受診などにつなげる役割があります。

症状がないけど、確認した方がいい?

自覚症状がなくても、詳しい確認を勧められることがあります。学校からのお知らせに書かれた案内を確認してください。

病院では「異常なし」だった。学校健診が間違っていた?

必ずしもそうではありません。学校健診で詳しい確認を勧められ、その後の診察で問題がないと分かることもあります。

もう病院に通っている

学校からのお知らせを家の人や主治医と確認してください。学校への連絡や提出が必要かは、学校の案内を確認しましょう。

何科に行けばいいか分からない

まず学校のお知らせを確認してください。分からない場合は、養護教諭など学校の先生に聞いて大丈夫です。

結果の紙をなくした

学校に相談してください。なくしたことを理由に、そのままにしなくて大丈夫です。

LEARN MORE

さらに調べる

制度や判定の詳細は、公的機関・専門学会の情報を確認できます。

このページは学校からの結果通知や医療機関の診断に代わるものではありません。通知の表現・運用は地域や学校によって異なる場合があります。情報確認日:2026年8月10日
BEFORE YOU READ THE RESULT

学校健診の結果を見る前に

学校健診は、病気を診断するためだけのものではありません

健康上の問題や、もう少し詳しく確認した方がよい可能性に気づき、必要な検査や受診につなげる役割があります。

「要受診・要検査」=病気が確定した、ではありません。
ただし、「症状がない」「健診で異常なし」=何があっても大丈夫、でもありません。

学校から案内をもらったときや、気になる症状があるときは、その結果だけで自己判断せず確認しましょう。

AFTER THE CHECKUP

健診のあとは、どうしたらいい?

まずは結果を確認して、学校からお知らせがあれば内容を見てみよう。

学校健診が終わったら、まず結果を確認しよう。

再検査や受診のお知らせをもらった場合は、何について、どのような確認が必要なのかを見てみよう。

学校健診だけで病気が決まるわけではありません。一方で、学校健診は、自分では気づきにくい変化を見つけ、必要な検査や診察につなげる機会でもあります。

学校から案内があった場合は、その内容に沿って確認することが大切です。

📄結果を確認するどんな結果だった?
🔎お知らせを見る再検査・受診などの案内はある?
🏥必要なら確認する再検査・受診へ
📝結果を残しておく次の健診や受診にも役立つ
👨‍👩‍👧 保護者の方へ 健診結果を受け取ったあと、迷いやすいことをまとめています

学校健診は、病気を確定するための診断ではありません。一方で、自分では気づきにくい変化を見つけ、必要な検査や診察につなげる大切な機会です。

再検査や受診のお知らせがあった場合は、「病気が決まった」と考える必要はありませんが、お知らせをそのままにせず、今回の結果について確認することが大切です。

「毎年ひっかかるから、今回も同じかな」

以前も同じ項目を指摘され、受診して問題がなかったとしても、今回も同じ理由とは限りません。「いつものこと」と決めず、今回の結果についても確認します。過去の結果や受診歴があれば、医療機関に伝えると経過をみる手がかりになります。

「去年、病院で異常なしだった」

昨年の「異常なし」は大切な情報です。ただし、昨年の結果が今年の状態を保証するものではありません。今年も受診を勧められた場合は、昨年の結果も伝えて相談します。

「特に症状はないから大丈夫?」

学校健診では、自分では気づいていない変化が見つかることもあります。症状がないことだけを理由に、再検査や受診が必要ないとは判断できません。学校からの案内を確認します。

「もう病院に通っている」

同じことについてすでに通院している場合は、学校から受け取った結果を、かかりつけ医・主治医にも見せて相談できます。

「受診したら異常なしだった」

それも大切な結果です。詳しく確認して「今のところ問題はない」と分かったことにも意味があります。学校への提出書類がある場合は、医療機関での結果を学校にも伝えます。

「経過観察」と言われた

「何もしなくてよい」と同じ意味とは限りません。いつ・何を確認するのか、医療機関で説明された内容を確認しておきます。

「どこを受診すればいい?」

まず学校からの案内を確認します。受診先が分からない場合は、養護教諭など学校の担当者に確認できます。

「結果は残しておいた方がいい?」

過去の健診結果や受診後に分かったことは、次回の健診や受診で、これまでの変化を伝える手がかりになります。手元に残しておくと役立ちます。

Q&A

結果の紙に書いてある言葉から探す

最初は「学校健診について」のQ&Aを表示しています。検査別の質問も見るときは「全部を表示」を選ぶか、結果の紙に書いてある言葉を検索してください。