EMERGENCY & FIRST AID

命をつなぐ、
救急のこと

突然、誰かが倒れた。呼びかけても反応がない。
そんなとき、全部を一人で判断しなくて大丈夫です。

気づく。呼ぶ。できることをする。
助けを求めることも、命をつなぐ大切な行動です。

今、救急の対応が必要なとき学習・119番の練習をする ↓

実際の緊急時

学習画面より先に、119番と必要な手当を

周囲の安全を確認してください。大人がいなくても、自分で119番してかまいません。大人を探したり、このページを読み進めたりするために通報を遅らせないでください。

  1. 反応がない:大声で助けを呼び、119番通報とAEDを頼みます。一人なら自分で119番し、できればスピーカーにして指令員の案内を聞きます。
  2. 反応がなく、普段どおりの呼吸がない・判断できない:胸骨圧迫を始めます。胸やお腹の動きの確認に10秒以上かけないでください。あえぐような途切れ途切れの呼吸は、普段どおりの呼吸ではありません。
  3. AEDが届いたら:電源を入れ、パッドを貼り、音声に従って使います。解析中や電気ショックのときは、誰も体に触れていないことを確認します。その後は案内に従い、すぐに胸骨圧迫を再開します。

反応がある人にも、強い息苦しさや突然の激しい症状など、119番が必要な場合があります。息苦しいという理由だけで胸骨圧迫をするわけではありません。

胸骨圧迫・出血などの手当を確認する ↓

5 CHAPTERS

緊急時の流れを、順番に知る

病名を当てるためのページではありません。異変に気づき、必要な助けにつなぐための基本を確認します。

CHAPTER 1

異変に気づく

近づく前に、道路、火、電気、水辺などの危険がないか確認します。危険な場所へ無理に入らないでください。反応がない、普段どおりの呼吸ではない、ひどいけがなどでは、周囲へ助けを求め、ためらわず119番してください。

🗣️

呼びかけても反応がない

肩をやさしくたたいて呼びかけても、目を開けない、返事がない。

🫁

普段どおりの呼吸ではない

息をしていない、あえぐような呼吸、急に強く息苦しそうな様子がある。

🩸

ひどいけがや出血がある

出血が多い、高い場所から落ちた、交通事故にあったなど、強い衝撃やけががある。

💊

薬を大量に飲んだ可能性がある

薬を大量に飲んだ、またはその可能性があるときは、症状がなくても一人で様子を見ず、すぐに119番へ状況を伝えてください。本人を一人にせず、自己判断で吐かせたり、水や牛乳を飲ませたりしないでください。

薬の箱やシート、飲んだ時刻・量など、分かることを救急隊に伝えます。調べたり集めたりするために、通報や手当を遅らせないでください。

CHAPTER 2

119番のかけ方

これは119番通報の練習画面です

実際の電話にはつながりません。練習や確認のために、本物の119番へ電話をかけないでください。本当に救急車や消防車が必要なときは、ためらわず119番してください。

全部を一度に話さなくて大丈夫

119番へ電話すると、指令員が必要なことを順番に質問します。分かる範囲で答え、電話を切らずに案内を聞きます。

  1. 「救急です」と伝える
  2. 救急車が来てほしい場所
  3. 何が起きたか
  4. 意識や呼吸など、今の様子
  5. 通報した人の名前と連絡先

練習画面には、本名・住所・電話番号を入力しません。

練習画面|実際の電話にはつながりません
準備

119番通報の流れ

画面の中で、指令員とのやり取りを練習します。

CHAPTER 3

救急車が来るまで

一人で全部を行う必要はありません。周囲に人がいれば、具体的に頼んで役割を分けます。

1

安全を確認する

道路、火、電気、水辺などの危険を確かめます。自分が危険な場所へ入らないでください。

2

119番とAEDを頼む

周囲に人がいれば「あなたは119番を」「あなたはAEDを」と具体的に頼みます。一人なら自分で119番します。

3

必要な手当を続ける

反応と呼吸に応じた心肺蘇生や、出血への手当を行います。指令員の案内を聞きながら対応できます。

4

別の人が救急隊を案内

ほかに人がいれば、入口などで案内してもらいます。案内のために必要な手当を中断しないでください。

反応がなく、普段どおりの呼吸がない・分からないとき

胸骨圧迫を始め、119番の指令員の案内を聞いてください。

成人への胸骨圧迫:胸の真ん中に手の付け根を置き、両手を重ね、胸が約5cm沈む強さで、1分間に100~120回のテンポで押します。押したあとは胸が元に戻るようにし、中断をできるだけ短くします。

人工呼吸ができない、ためらう場合は、胸骨圧迫を続けてください。子どもや乳児への手当など、状況に合った対応は指令員の案内を聞き、講習でも学べます。

AEDを持ってきてもらうとき

ほかに人がいれば、その人に頼みます。一人の場合は、すぐ近くにあると分かっているAEDを取りに行けます。遠くまで探し回って、通報や手当を遅らせないでください。

AEDは必要な電気ショックを機器が判断します。「ショック不要」という案内でも、反応や普段どおりの呼吸が戻っていなければ、案内に従って胸骨圧迫を再開します。

出血が多いとき

119番へ通報し、清潔な布やガーゼを傷口に当て、しっかり押さえます。血液に直接触れないよう、手袋やビニール袋などで手を覆ってください。

反応がなくても、普段どおりの呼吸があるとき

119番の指令員に伝え、呼吸を見守ります。呼吸の状態が変わったときも、すぐに伝えてください。体の動かし方などは、けがの状況も伝えながら案内を聞いてください。

CHAPTER 4

救急車を呼ぶか迷ったとき

119

命の危険を感じるとき

意識がない、普段どおりの呼吸ではない、突然の強い症状やひどいけがなど、緊急性が高いと感じたら119番します。

相談窓口を先に使う必要はありません。
#7119

判断に迷うとき

救急車を呼ぶか、すぐ病院へ行くか迷う場合に、実施地域では専門家へ相談できます。

地域によって利用できる番号や時間が異なります。

CHAPTER 5

救急をもっと知る

TAKE HOME

緊急なとき、うまくできなくても、一人で抱えなくて大丈夫です。

周囲へ助けを求め、119番の指令員へ分かることから伝えてください。その行動が、命をつなぐ一歩になります。